今年のしずおか焼津信用金庫 カレンダーの挿絵を担当させていただき、個展の機会をいただきました。
その原画と今まで描いてきた絵を、しずおか焼津信用金庫本店の「ゆめギャラリー」で展示しています。
カレンダー採用までの道のりの長さは年初のブログで書きましたが数年の念願が叶ったことは嬉しいことでした。
(絵のすべてはこちらでも公開しています→behance)
今回広い会場を貸していただくことになりましたが、普段は日本画などの大きな作品の展示が多いそうで、私の小さな絵では足りない・・
そんなわけで今までも展示したことがある絵も含めて、
「カレンダーの原画 (徳川家康の愛した地元の食べ物)」
「小さなポートレイト」
「外国の風景」
「宮沢賢治の世界」
「しずおかなどの風景」
とカテゴリーを分けました。異なる世界を気軽に楽しんでもらえたらと思っています。
Watercolor daysと名付けたのは、使っている画材が水彩が多いからということもあるのですが、今年の前半が忙しく、なかなか新作が描けなかったこともあり、水彩という括りで展示作品を決めようと思ったことが始まりでした。
しずおか焼津信用金庫さんの営業中になるため、作家の自分が在廊がなかなかできず申し訳ないのですが、お盆中に二日ほど在廊をして、暑い中、そして台風がいつやってくるかわからない怪しい天候の中いらしていただいた皆様とお話して、感想をいただいたりしたことは、貴重な体験になりました。
普段孤独な作業をしているので、在廊は作家にとっても外に出れる楽しい機会です。
また、ギャラリーの方には普段の様子を教えていただいたのですが、アーティスティクではなく極々普通のテーマ・画風なので、皆地元の食べ物や風景についてそれぞれ話し合ったりして楽しそうとのこと。その逆に、水彩画材がもたらす、柔らかい濃淡が目に優しくご高齢の方が喜んで涙を流してくれた方もいらしたととお聞きして、私もちょっと感涙してしまいました。
展覧会の機会をいただいても、有名なクリエイターではないので閑古鳥鳴かしてしまうことも多く(笑←笑い事ではないけれど)、ギャラリーの方には申し訳ないなぁと思ったり、最近は額費用も高騰しているので、少し考えてしまうこともあるのですが、どなたかの気持ちを和らげたり、風が吹いてくれる時もあると知ると、やっぱりやってよかった。チャンスをもらってよかったと思うのでした。
水彩は暖かさと涼しさの両方を表現する不思議な画材です。暑いこの時期ですが、ギャラリーの涼しさと一緒に、水彩のもたらす涼風を感じに、気軽によって頂ければ幸いです。
場所は日吉町駅と静岡市民文化会館を結ぶつづじ通り沿い、煉瓦造りのしずおか焼津信用金庫さん本店の右側にギャラリーの入り口があります。
日時は、平日の9-15時、8月31日が最終日になります。
★最終日は13-15時まで在廊の予定です。
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鷹匠には素敵なお店も多く、私は今回在廊中に、前から来てみたかった「oimodo」で初めてタルトなどいただきました。
舟和の芋羊羹に始まり、さつまいも好きな私には堪らない魅力💕 宮崎から取り寄せたおいもで作ったお菓子はとっても美味しいので、oimodoのついでに、展示にもお寄り頂ければ・・!! (私は次はさつまいもジェラートかな・・) 若いオーナーの方が気さくに話してくれて、雨降りの日の暖かい一服になりました。
今回の展示絵については追い追い書いていきますので、お楽しみにください!