昨年末にご縁をいただき、カナダのトロント在住の交通エコシステムの研究者Dewan Masud Karimさんの新書
「Shifting Mobility Part 2: Envisioning Shared Multimodal Mobility Ecosystem」
の中の挿絵を制作しました。他の挿絵とテイストを合わせて、いつもと少し違うラフな線画タッチで描いています。
(amazonでは来年予約販売のようです)
Part1はすでに発売されています。どちらの装画も私の尊敬するカナダの友人が描いています。アースカラーにピンクが映えてとても素敵です。
私は自分が担当した2章だけ、時々google先生のヘルプを借りながら読みました。難しいところも多々ありましたが、なるほど!と膝を打つ場所も多く、交通網・街計画の大事さを改めて感じました。
タイトルの「Envisioning Shared Multimodal Mobility Ecosystem」とは、複数の手段による移動手段を含むモビリティー社会予測。
人々の移動の隠れた特徴を分析し、駅や交通機関をどう配置していくかを決定して、公平で包括的に都市デザインをしていくということを目標としています。
Dewanさんは東京大学で修士号を取得し日本に住んでいらしたそうで、オンラインの打ち合わせでもとても親しみをもって話してくれました。その後カナダのトロントの大学で研究を続けてでこの道の第1人者の一人として研究を続けています。
トロント市のノースヨーク地区交通計画課に上級交通計画担当者として加わり、持続可能な交通計画と交通工学コースの指導もしています。
「幸福と公平性を優先した新しい移動エコシステムの構築、すべての人が安全で効率的かつ持続可能な交通手段を利用できるようにすることを目指しています。 この本は都市空間を再考し、移動方法を再定義する真の尺度は技術革新だけでなく、共に繁栄するコミュニティを構築する能力にあることを忘れないようにしましょう。私たちと一緒に、人間性と公平性が最優先されるモビリティの未来を形作っていきませんか」とDewanさんは書いています。
ボリュームのある英語の本ですが、生活に直結する内容で面白いので、よかったらチェックしてみてください。
私は全部を読めるかな・・余裕ができたら辞書片手にゆっくり読みたいです。