もう20年も前のこと、父に相談ごとをした時に「弱み(欠点)を長所として活かさなきゃ」と言われたたことをふと思い出しました。先日そのことを友達に伝えると、聖書の「Power
is perfected in weakness」という言葉に似ているね、と新たに言葉を教えてもらいました。
うちの父が聖書を読んでいるとは思えないので調べてみたところ、弱さは神様が補ってくれるという意味で、私の父が言ったこととは少し違うのかなぁとも思ったのですが、「弱さを自分でちゃんと認めてあげる」という点では同じなのだなぁと思いました。
よく自分の長所を活かしなさい、とか長所を挙げてみようと本に書いてある。じゃあ弱いところを書き出してみようと思い、先日ノートに向かってみたところ、止まらなくなってしまいました(笑)
でも弱さとは、自分が何かと比較して勝手に思っていることだったり、長所と表裏一体なこともあるし、何がなんだかわからなくなってしまって、やめてしまいました(笑)
弱さを長所として活かすの意味は、今はぼけーっとしている父も全く覚えていないと思うけれど、聖書に通ずる名文句?
のようにも聞こえるこのセリフ。はて、どういう意味なのだろう?と思いながら、きっとそんな風に色々乗り越えてきたのだろうとしみじみ感じました。
映画や本を読んでいても、弱さを感じるシーンは人間らしく美しいと思うし、うじうじ考え込んでも、無理に変えるところではないのでしょうね。
昨日テレビを見ていたら、久々に武田鉄矢さんが出ていて、お母さんが「悲劇を喜劇に変える」と話していたと聞いて、うーんなるほどと思いました。