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鳥をテーマにした本

今日テレビでカラスが電線の上に巣を作って困るので巣の駆除をしているというニュースを見ました。

 

ここら辺でもカラスの悲鳴(ナワバリ争いかと思う)が朝5時から響き渡り、決して心地よい感じではなく、

できればウグイスや小鳥の声で目覚めたいものです。

 

でもカラスはその頭の良さから個人的には興味深く、ついつい観察すると、向こうも私の行動が気になるらしくしばらく睨みあいが続きます。その佇まいと距離感はちょっと苦手だけど気になる人、との関係に似ている感じもするのです。

 

毎月一度、野鳥観察に静岡市麻機方面に出かけるのですが、カラスはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。

もちろんカラス以外にも大体40種類ぐらいが、最近では観察できます。大型のサギ、空を旋回するハヤブサ、春を告げるイワツバメなどなど、先日の探鳥会でも色々現れて楽しませてくれました。

 

個人的にはやっぱり可愛い小鳥が好きです。

 

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最近2冊鳥に関する長編小説を図書館で借りました。

一冊目は小川洋子さんの「ことり」

 

 

 

小鳥の物語というよりは、ある男性の一生を描いた作品。私は読み始めた時からどこかに悲しさがある物語が好きで、この本はまさにその流れで進みます。最後の数行で胸が詰まって嗚咽してしまいます。そこに登場するのはメジロでした。

 

もう一冊は小川糸さんの「リポン」

 

 

オカメインコの卵を頭で温めて孵化して育てる不思議な女性の話から始まります。最後の章であぁっと感動が湧き上がるお話。一羽の鳥がつなぐそれぞれの人生が描かれています。

 

オカメインコは歌上手でのインコで、曲の途中から一緒に歌うことができる、かなり珍しい鳥なのだそうです。ただ性格はかなりビビリで、この物語の中では冒険的なところも出てくるけれど、本物は繊細なインコのようです。なので象徴として登場する感じかもしれません。

 

どちらも忘れられない2冊になったので買いたいなと思っています。

 

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下は直近の鳥見で話題になったベニマシコのオス。クチバシが少しもったりした全長15センチのことりです。

少し柔らかく描けたかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#小川洋子さん #ことり #小川糸さん #リボン #ベニマシコ