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Pat Metheny Solo Tour at Blue Note Tokyo

 (Feb.4, 2024)

 

昔から大好きなギタリスト、pat metheny(パットメセニー、実際はメティーニの発音が近いかな)のライブを見に、久しぶりにブルーノート東京に行きました。
キャンセルが出るのを待って待って待って待って…二人席だったので、昔相席になってから交流を持ってくれているお友達がご一緒してくれました(久しぶりに元気な顔が見れて嬉しい)
今回は主に東北地方をまわった後、東京で1週間ron carterとのトリオ演奏、そして最後の一週間をソロライブという日程でした。

始まって何曲かは、昔演奏を共にした亡きミュージシャンとの曲。
David BowieとのThis is not America, 
私が一番好きなアルバムの一つ、ベーシストCharlie HadenとのBeyond the Missouri Skyというアルバムから数曲。
(ちなみに私がこの世を去った時にはこのアルバムを友人に流してほしいです、覚えていたらお願い)

Charlie Hadenも何年か前に亡くなってしまいましたが、このアルバムの中で演奏されているNew Cinema Paradiseを作ったのはエン二オ・モリコーネ、やはりここ最近旅立った大好きな作曲家です。
鎮魂の曲が続き、涙が出ました。

若き日の盟友jaco pastorius、micheal brecker, 尊敬するjim hall… 演奏を共にしたミュージシャンたちを思う時、メロディを辿ることで、一瞬にしてその時に戻るのかもしれないですね…

Acoustic guitarのソロアルバムからの曲がいくつか続いた後、42弦!のピカソギター、他にもギターを何本も持ち替えて録音を重ねたループ演奏、即興的な激しいブルーズ、最後はオーケストリオン(音楽演奏機械)の登場で会場は大盛り上がり。

ソロのコンサートでないと実現できない、これぞ「ザ・Methenyワールド」を堪能した、今回のジャパンツアー最後のステージでした。

アンコールはなし、1ヶ月ツアーで周り切って疲れたのでしょう。ストイックなPatならではの集中したステージでした。

patの演奏は、ブルーノートでは10年ちょっと前にパットメセニーグループからピアノ・キーボードのLyle Mays, ベースのSteve Rodby, ドラマーはAntonio Sanchezのカルテット演奏と、その前に ヴィブラフォンのgary burtonとのやはりカルテットで観ています。今は亡きLyle Maysの繊細な鍵盤演奏が懐かしいです。ホールでは、鎌倉芸術館でのbrad mehldauとのカルテットもよかった。今回のライブの後はbradとのアルバムをよく聴いています。

次回はどんな形で来るのだろう・・

挑戦という言葉が合うパットのプレイが今から待ち遠しく、そしてなんか私も頑張ろうと勇気をもらえたのでした。

 

♪ Dream Box (all pieces)

https://www.youtube.com/watch?v=RTdBfiE7OQo&list=OLAK5uy_nfE0mCyL3jOoyHTq8bV8vaOoJPA6LHwnk