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絶命種・危惧種動物プロジェクトとウクライナに住む主催者の方のこと

今年の初めにbehance(adobeのポートフォリオサイト)で、絶命種・危惧種動物プロジェクトに参加しました。

◆Red - Black Book of Animals

 https://www.behance.net/gallery/125859359/Red-Black-Book-of-Animals

(Red bookが絶滅危惧種、Black bookが絶滅種のリストだそうですが、日本では言葉が違って、レッドリストが絶滅危惧種、ブラックリストは侵略的外来種のことを指すようです)

これは毎年のグループプロジェクトで(去年はアニメをテーマに)、主催者はウクライナの女性です。

次回のことについてメールのやり取りをしている中、今回の侵攻が起こって返信がぴたっと止まりました。
一週間経って無事の返信をもらって安心しました。

主催者のKatyaさんの家はキエフから180キロの川沿いで、2年前に家族と小さな農場と家畜を飼って暮らして始めたそうで、今は比較的平穏なようですが、お店の棚はスカスカで、パンも一週間に一度並ぶような状態で、配給はあっても食糧不足が深刻になり、飼っている動物にあげる餌からまずなくなるだろうと懸念しています。
もしこのまま同じ場所に暮らせたとしても、今年戦争で穀物も育てられないので来年はさらに厳しくなるだろうと書いていました。
避難するにも国境までも遠くお金もかかるので難しいし、ここは自分たちの土地で、屈することなく残ると決意していて、守ってくれている戦士の人たちに感謝しているとのことでした。
正直心配で避難してほしいと思うけれど、今までの歴史を考えると気持ちもわかり、辛いです。

国境付近、爆撃を受けているキエフなど都市や、隣国に避難したりシェルターに入っていたり、いろんな人たちがいるけれど、ただ穏やかな暮らしがしたいという気持ちはみんな同じだと思います。

Katyaさん主催の来年のプロジェクトは、世界の鳥をテーマにする予定で、Katyaさん自身鳥がとっても好きらしく、鳥の絵も早速描き始め、デザインレイアウトや音声を入れたいなどアイデアを膨らましてやる気満々です。毎日のニュースで落ち込んでしまっていた私の方が勇気をもらいました…