今年はアニメーションの映画をいくつか観ましたが、そのどれもが素晴らしかった。
きょうはフランス人監督レミ・シャイエの「カラミティ」を観ました。
マーサ・ジェーン・キャナリーという西部開拓時代の女性初のガンマンの子供の頃の話。
負傷した父に代わって色々なトラブルに巻き込まれながら伝統的な女性の枠を超えて解決していきます。
物語を知っていたら多分観なかったと思います。西部開拓も銃も興味がないから・・
でも絵に惹かれていたのでその配色や構図、雲や空の表現などをじっくり堪能しました。
影の色使いや、全体的に渋い色使いながら光の当たり方のコントラスでメリハリがあるところなど学ぶところが多かったです。
実際に一つ配色を参考にしてみました。
映画はデジタルで作っているでしょうし、アナログならアクリル的な感じです。
私は普段水彩絵具を使っているけれど、水彩はウェットオンドライ(Wet on Dry 乾いた紙の上に水で溶いた水彩絵の具を載せる )にするか、ウェットオンウェット(紙を濡らしてから絵の具を載せる)にするかによって随分結果が変わります。
個人的には学生のときに油絵を習ったことしかなく、水彩はイラストの塾通った時に初めて触れたので、オンドライの方が馴染みやすい。
にじみをいかした水彩の絵ももちろん好きなのですが、オンウェットを自分の絵の中でなかなかうまく活かしきることができません。
オンドライもまだまだまだなのですが、馴染みがあり、各色がはっきり出るのでどちらかというと好みです。
↓オンドライとオンウェットのミックス
↓オンウェット