今年のマイベスト3に入る映画です。と思います。
ドイツの人魚伝説(正確には、古典小説「水の精(ウンディーネ)」という話だそうです)をベースにした、ちょっとホラー的な?要素もある美しい映画でした。
なんと言ってもなんども流れるバッハの曲がとにかくいいです。
クラシックファンに怒られそうですが、知らない曲名なので、そのままコピペをさせていただくと、曲名は
協奏曲ニ短調(マルチェッロのオーボエ協奏曲による)BWV974 第二楽章アダージョ
だそうです。
一音で始まる1小節、次にちょっと不協和音的な二音の2小節目、メジャーで落ち着く3小節目に、マイナーで悲しく展開する4小節目(小節わけが多分違うと思いますごめんなさい💦けれど) この4つの変化だけでもうすべてを物語っている感じがします。
この音楽と、えーありえないでしょうという話が落ち着いた内容に仕上げられていて、個人的にとても印象に残る映画になりました。
主人公の二人の組み合わせは、以前「未来を乗り換えた男」という映画で見ていたことにあとで気づきましたが、実力派、特に主人公を演じたPaula Beerは年齢を見てその若さにびっくり。今作でベルリン映画祭最優秀女優賞を取られたそうです。
ちなみにこれで最後の女優賞(男女の差をなくすために)受賞者だそうです。
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