米澤敬さん著。
日下明さんのイラストが好きで借りてみました。
古今東西の役に立ちそうで立たない、たたなさそうで使ってみたくなる単位を集めた一冊。
これでもかと集められた世界の単位が一ページずつ美しいイラストとともにまとめられています。
「ハナゲ」長さ1センチの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り、抜いた時に感じる痛み
「スポットアーヴストンド」スエーデンで使われる唾を吐いた時に飛ぶ距離(すぐそこというニュアンス)
「王の前腕」ペルシア王の腕の長さが基準で約1.12m(平均よりかなり長いらしい)。ちなみにイギリスのヤードも同じ要領で決められたらしい
単位はこんなに単一化されてしまったけれど、そこにたどり着くまでにはいろんな変遷を経たのですね。